2007年10月20日

【Mの法則】距離延長ローテ

明日は菊花賞が行われる。菊花賞といえば、全馬距離延長ローテとなる特殊レースである。距離延長ローテというのは、基本的に馬にとっては苦しい経験となる。それまで経験したことのない長い距離を走らされるのだから、馬にとって苦しい体験となるのは感覚的に皆さんにもわかるだろう。
菊花賞は全馬距離延長ローテとなるので出走するすべての馬にとって苦しいレースとなる。そのことが菊花賞が特殊レースたるゆえんとなる。苦しい条件だからこそ好走できる馬は限られ、だからこそ当てやすい。

出走馬の大半ないしは全てが大幅距離延長となるような菊花賞、オークス、天皇賞・春などの特殊レースにおいては、基本的に以下の5つが好走パターンとなる。
ただし、もちろん長距離戦を走りきるための距離適性があることが前提条件となる。

①距離延長ローテへの適応力がある馬(気持ちの切り替えのうまい馬)
②距離延長幅の小さい馬&直近に長距離経験がある馬
③タフ経験がある馬
④今回気持ちよく走れる馬
⑤強い馬

以下ではいくつか例を挙げながら上の好走パターンを検証してみよう。

【07年 天皇賞・春】
---------------------------------------------
着枠 馬 馬名 性齢 騎手 人
---------------------------------------------
1 3 6 メイショウサムソン 牡 4 石橋守  2
2 8 16 エリモエクスパイア 牡 4 福永祐一 11
3 6 12 トウカイトリック  牡 5 池添謙一 4
4 4 8 アイポッパー    牡 7 安藤勝己 1
5 5 10 トウショウナイト  牡 6 武士沢友 6
---------------------------------------------

このレースで最も勝利に近かったのはほぼ同距離となる阪神大賞典を勝ってきたアイポッパーだったが、位置取りが後ろになりすぎてしまい届かなかった(4着)。

勝ったのは産経大阪杯からの臨戦だったメイショウサムソン。2000mからの距離延長となるローテーション自体は最悪だったものの、相手が弱かったこと(④と⑤)、近い記憶として3歳秋のGⅠ経験があったこと(③)などがアドバンテージになった。1人気だったにもかかわらず大半のMラーが無印にしていたが、私は何とか△を付けられた。③~⑤の条件に当てはまったからだ。

波乱を呼んだエリモエクスパイアも血統的にスキャターザゴールドは気持ちの切り替えのうまいタイプ(①)だったし、2走前に3400m戦のダイヤモンドSを経験していたことと距離延長幅の小さい日経賞からのローテーション(②)だったことがよかった。

3着のトウカイトリックも阪神大賞典からの臨戦(②)で有利だった。


【01年 菊花賞】
--------------------------------------------
着枠 馬 馬名 性齢 騎手 人
--------------------------------------------
1 2 2 マンハッタンカフェ 牡 3 蛯名正義 6
2 6 10 マイネルデスポット 牡 3 太宰啓介 11
3 5 8 $エアエミネム    牡 3 松永幹夫 3
4 7 13 ジャングルポケット 牡 3 角田晃一 1
5 6 11 ダンツフレーム   牡 3 武豊   2
--------------------------------------------

マンハッタンカフェはセントライト記念では負けてしまっていたが、夏に自己条件ながら長距離戦を使われていた(②)ことがアドバンテージになった。

11人気ながら2着に入ったマイネルデスポットは、この菊花賞で大逃げを打って気持ちよく走れたことが大きい(④)。馬は単独で先頭を走れることを気持ちよく感じる。また直近に2400m戦を使っていたこともよかった(②)。


【05年 天皇賞・春】
--------------------------------------------
着枠 馬 馬名 性齢 騎手 人
--------------------------------------------
1 5 10 スズカマンボ    牡 4 安藤勝己 13 
2 8 17 ビッグゴールド   牡 7 和田竜二 14
3 7 13 アイポッパー    牡 5 藤田伸二 4
4 2 4 トウショウナイト  牡 4 武士沢友 10
5 8 16 ハーツクライ    牡 4 横山典弘 8
--------------------------------------------

13人気スズカマンボが勝ち、14人気ビッグゴールドが2着となり大波乱となったレース。私も◎スズカマンボでかなり儲けた。

本来なら勝利に近いステップとなる阪神大賞典・日経賞がそれぞれマイソールサウンド、ユキノサンロイヤルという中距離馬が勝っていたことなどから、距離延長幅の小さい大阪-ハンブルクCをステップにしたスズカマンボを選んだ(②)。スズカマンボは気持ちの切り替えも上手いタイプ(①)だったことがよかった。

ビッグゴールドはさほど気持ちの切り替えの上手いタイプではなかったものの、やはり距離延長幅の小さい大阪-ハンブルクCを勝っていたことがアドバンテージとなった(②)。さすがに驚いたけど(笑)。